2018年1月31日水曜日

95%の社長が知らない話とTOYOTA副社長のお話

セミナーや講演会で、お話を聴くことが好きです。

昨日は、保険会社営業マンが講師の「95%の社長様が「聞いていない!」という話」のセミナーと地元に本店を構える豊田信用金庫経営者クラブの新春講演会でトヨタ自動車株式会社副社長の河合満氏より、「技能伝承と人財育成」の講演を伺いました。

「95%の社長様が「聞いていない!」という話」~経営者が知らないことをなくす~ という何とも興味をそそるタイトルです。
前半は、保険会社営業マンから、会社の金策の裏話的は内容、後半は、税理士より事業承継の話を、それぞれ伺いました。
辛口ですが、タイトルほど詳しい内容はなく、ほんのうわべ面の説明で、その後は、対面で個人的にお話を、という感じです。
注意を惹き、よろしければお付き合いを、でしょうか。

税理士にも得意不得意があり、何でもかんでも網羅しているわけではありません。
顧問先の税理士がどのようなことを得意としているか、試験にどのような科目で合格したかが重要だそうです。
特に、どの科目で合格したかという点は、目から鱗が落ちました。
ちなみに、税務署で勤続何年かの署員は退職と同時に税理士の資格が取得できるそうです。(←このような税理士を顧問先に選択すると、税務署が入らないとか聞いたこともあります。都市伝説かな~)

結局、知らないことだらけのセミナーでしたが、訊く側の経営者も、訊かれる側の税理士も、スーパーマンではありません。
経営者は、日頃から、何に対しても疑問を持ち、自分なりに調べる姿勢でなくてはならなし、自分が熟知した内容が合っているかいないかやわからないことは、専門家に訊くというスタンスが大切だと理解しています。

このような内容を、「どれが知りたいですか」と参加者に質問し、答えていく進め方です。
27番、29番、30番は何となくわかる気がします。
27番は相続で経験済みです。
29番はTKCの税理士グループに所属している税理士は、D生命の代理店として勧めてきます。
手数料が税理士に入る仕組みでしょうね。(契約後、)手数料の半分を私にも頂戴、と言ったことがあります 笑)

セミナー終了後は、セミナー会場から徒歩10分弱のホテルへ。
信金さんの経営者会の講演会です。
地元企業、トヨタ自動車の副社長、河合氏の講演を伺いました。
河合氏が副社長就任前に、2度ほどある会でお目にかかり、名刺交換をしました。
就任後は初めてお目にかかりましたが、覚えていてくださり、光栄でした。
トヨタ自動車のさすがだと思うことは、どの講演を伺っても、技術伝承と人財育成の話をされ、共有されているところが素晴らしいと思います。
河合氏は、現場主義で、今日は珍しくスーツ姿でしたが、作業着でいらっしゃることが多いようです。
現場や部下を愛してやまない人間味あふれていらっしゃると感じています。
自身の安全確認スローガンもお持ちで、就業前に必ず唱和されているのだそうです。
座右の銘は「信頼と情熱」、生活信条は「何事も誠心誠意」だそうです。
地元が生んだリーダーの先輩は宝です。
まさに、日々貫いていらっしゃるようにお見受けしました。
お話も楽しく、場の雰囲気を和ませることもお上手です。

進化しているのは、技術だけでなく、人も進化しているようです。
地元には、よき見本となる企業があり、ありがたいことだと思います。


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